
燕岳ではキレイな写真が撮れてよかったね😊次はいよいよ大天井岳を目指して出発したの?

うん!燕岳から大天井岳までは距離およそ5.5キロ約3時間くらいの稜線を歩くとっても気持ちいい道のりだったよ!それじゃあいよいよ後半いってみよう☺️
山荘スタッフさんに元気に挨拶をして、ちょっとだけ名残惜しく感じながらも、燕山荘を出発しました。
燕山荘はすごく清潔感のある山荘で初めての山荘泊でも安心ですので燕岳に登る計画を立てる方はぜひ泊まりも検討してみてはいかがでしょうか?
山荘に泊まると夕焼けや朝日が見られてより一層登山が楽しくなりますよ☺️
この日は大天井岳方面へと進む、表銀座縦走路を歩く一日になります。
■振り返れば、燕岳と立山連峰の絶景!
歩き始めてしばらくは、まだまだ元気いっぱい!
振り返ると、燕岳のシルエットと、奥には大好きな立山連峰の山々が見えてテンションが上がります。
「この風景があるから、また山に来たくなるんだよなぁ」としみじみ。
そんな絶景を前に、写真タイムが止まりません。
気がつくと足がなかなか進まず、予定よりスローペース(笑)


■巨大な岩と出会い、いよいよ表銀座へ
少し歩くと、巨大な岩の前に到着。
まるで自然の門のようにそびえ立つその岩は、まさにこの縦走路の入口にふさわしい存在感。

ここからがいよいよ「表銀座縦走路」と呼ばれる、人気のルート。
表銀座とは、燕岳から大天井岳、そして槍ヶ岳へと至る稜線ルートのこと。
槍ヶ岳をはるかに望むこの道は、晴れていればアルプスの絶景をずっと楽しめる“ご褒美の道”なんです!


■気持ちのいい稜線と、雷鳥の親子に感動!
表銀座の名のとおり、歩いていてとにかく気持ちがいい!
緩やかに続く稜線と、吹き抜ける高山の風。
時折雲がかかるものの、朝の天気はなんとか持ってくれています。
そんな中、なんと道のすぐそばに雷鳥の親子を発見!
仲良くてくてく歩いていてびっくりしました!
まだふわふわの雛を連れている姿は本当に可愛くて、心が和みました。
登山でこういう出会いがあると、疲れも吹き飛びますね😊

あっ!ライチョウさんだ😆

ひなもふわふわで可愛かったよ☺️


大天荘までの道のりは時に険しい道もあるので景色にあまり気を取られず足元もしっかり注意して進みましょう!こんな感じの場所もあります。



ここの2箇所は滑りやすいので晴れていても注意が必要です。
■大天井岳まであと少し!ついに山頂へ!
しばらく歩くと、ようやく「大天荘(だいてんそう)」が見えてきました!
ゴールはすぐそこ。
でもラスト400メートルから岩場がすごく危険で写真は撮れませんでしたが浮石がすごく足元には十分注意して進んでください。本当に滑落します😭
大天荘に荷物を置いたら、大天井岳の山頂まではわずか10分。
これはもう行くしかない!
そして、ついに…
大天井岳・山頂に到着!!

振り返れば燕岳、先には槍ヶ岳、そして南には穂高の稜線。
360度の大パノラマに、言葉を失います。


「いやー、長かったー!」
ここまでの苦労がすべて吹き飛ぶような絶景に、思わず目頭が熱くなりました😭
この達成感がまた登りたくなるんですよね〜

2922mまで来ると見る世界が変わるね〜😊

どこを見ても山々で本当に気持ちいい瞬間だったよ🥹
■ビールで乾杯
山頂での時間をしっかり堪能した後は、大天荘にチェックイン。
お昼にはご褒美のビールとお弁当で乾杯!
ここまで歩ききった自分への、ささやかなご褒美です☺️

大天荘の食堂と部屋の様子

大天荘は標高2,900mにある山小屋とは思えないほど、設備が整っていて快適。食堂は広くて木の温もりがあり、窓からは絶景も楽しめます。この日の夕食はなんとトンカツ定食!山の上とは思えないボリュームと美味しさに感動しました。


部屋は畳敷きの相部屋で、布団もふかふか。外は強風でしたが、安心して眠れました。天候が崩れやすい山では、小屋泊のありがたみを実感します。

午後になるにつれて空模様は怪しくなってきました。
夕方には風が出てきて、星空どころか夕焼けも見られず。
夜になるにつれ、風雨はさらに強まり…
■夜は嵐。テント泊の人が山荘に避難するほど!
夜中0時ごろ、ついに嵐に。
大きな風音と激しい雨が窓を叩きます。
外の様子を見に部屋を出るとテント泊をしていた登山者の何人かが、安全のために山荘に避難していました。
この時ばかりは、山小屋泊でよかった…と心から思いました。
布団でぬくぬく休めるありがたさ。
山の天気は本当にわからないものですね。

テント泊かっこいいけどこういう場合は怖いね・・・

テント泊をする方は天気予報を充分確認した上で判断してくださいね💦
■嵐の中、下山を決断。無事に帰ってきました!
そして翌朝。
嵐は続いており、窓の外は真っ白のガス。風も強く、「これ帰れるのか…?」と不安になるほど。
予定では朝5時に出発するつもりでしたが、天候を見ながら1時間待機。
それでも回復の兆しはなく、意を決して下山することに。
強風と雨に晒されながらの下山は、写真を撮る余裕なんてまったくありませんでした。
ただただ無事に、安全に、早く下りようと集中して歩きました。
■3日間を振り返って
3日間の山旅は、まさに自然と自分を見つめる時間でした。
燕岳のイルカ岩、雷鳥の親子、大天井岳の絶景、そして山の厳しさ。
すべてが新鮮で、忘れられない思い出になりました。
写真もたくさん撮れたし、大満足です😭
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます!
次は9月に予定している 立山縦走 に挑戦予定です!
また更新を楽しみにしていてください😊
あなたの登山が楽しく安全でありますように。
今日も最後まで読んでくれてありがとう😊
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